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ご無沙汰してました
叱られそうですが、久しぶりに綴る気になりこうして戻って参りました。何かがあったというわけでもないんです。その後の経過報告も兼ねて、現在の我が家をお知らせします。
それと、留守中にもコメントをありがとうございます。返信は返信カテゴリではなく、それぞれに後ほどつけさせて頂きますね。ころころとやり方をかえてややこしくてすみませんでした。
あの騒動があったのはもう何年も前になるんですね。あっという間です。
今、我が家はとても平和な毎日を送っています。喧嘩もしました。言い合いもしました。八つ当たりもありました。でも、必ず「仲直り」がありました。それこそが平和の証拠と思えます。

今回は私の心情ではなく、聞かせて貰ったダンナの心情を中心にお伝えしたいと思います。

このブログではご存知の通り、ダンナはああいう人です。何度も言いますが、根本は変わっていません。変わっていないのにどうして平和な日常を送れるのか。ここがモラをする人とそうならない人のポイントだと私は思っていますが、「それを自分の悪い所だと認識する事」ではないでしょうか。
ダンナは言いました。「あの頃は悪い事だと思ってなかったんだろうな」と。この言葉に私は全てがすとんと落ちた気がしました。相手に投げつける言葉が良いものなのか悪いものなのか、本当の意味での良し悪しではなく、大事なのは本人がそれを「相手にとって悪い事かもしれない」と思うかどうかという事です。それこそが相手の事を考える事になりませんか?

ダンナは今でも「自分のこの考えは正しい」と思ってる部分があります。それは私にもあるし、長男にも長女にもある、誰にだってある事です。私とダンナの意見が食い違い、言い合いになりそうな時、ダンナはこう考えるそうです。

「俺にとって正しくても、チカコにとっては違うんだ」

そうすると不思議なくらい、ダンナの苛立ちも攻撃したい気持ちも収まるそうです。というか、今は全然「攻撃したい」という気も起きないそうです。それはきっと、これまでの間にダンナが自分の考えを抑え、私の言い分を優先してやってきた事が滞る事なく、良い方向に向かったという経緯が積み重なり、自然とダンナ自身が納得したからだと思っています。やり直しの最初の頃はギクシャクしていても、今はその欠片もなく私もダンナも、そして子供達も自然体でいられます。長男が中学校に上がり、親と同じレベルで会話をするようになったからなのか、ダンナも言葉を選んだり時には喧嘩になった長男と後からゆっくり話し込んで仲直りをしたりしてます。子供と「喧嘩」だなんて、「大人気ないね」と終わってから笑って言うと、ダンナは「うん、大人気なかった……」と苦笑していました。

自分の非を認め、それを口にして教えてくれる。そして謝ってくれる。モラの抜けたダンナは素敵なダンナ、父親になりつつあると思っていいでしょうか。以前のダンナも非を認める事はあったそうですが、それは決して表に出さず、認めれば恥だくらい思っていたようです。だから非を認めても苛立ちが募り、仕舞いには「相手によって無理矢理認めさせられた」と捻じ曲げて認識するのです。非を受け入れられない人でした。

きっと今は私もダンナも、その頃よりずっと心が強くなってると思います。自信を持ってそう言えるのは、あの頃の地獄に戻る気配のない、「今」があるからです。ダンナの根本は変わらなくても、心を強く変えてくれました。家族や私の為というより、自分自身の為にという気持ちからだそうですが、それがとても良い事のように思えてなりません。誰かの為に我慢を強いて自分を変える辛さを、私は知っているからです。解っていてそうしたのではないようですが、ダンナがそうして強く変わって見せてくれた事を、今は誇りに思っています。

ついでに、我が家のあれこれの事も。
年に一度、とまでは中々難しいですが、家族旅行をするようになりました。四人家族に私の両親も加えて行くのが恒例になりつつあります。私の両親も加えるのはダンナの提案です。本当に、ダンナは私の両親に心を許しているのだなあ、としみじみ思いました。じいちゃんばあちゃんも一緒だと子供達も喜ぶし、何より「楽しい」んだそうです。あの事があってから私の両親もダンナを、「娘の婿」ではなく「自分達の息子」としてとても気にかけてくれ、そして見守ってくれています。兄達も同様です。そんな家族に恵まれて、私は本当に幸せ者だと実感しました。

長男の事。
もう、長男は中学生です。毎日制服を着て登校しています。最近は彼女さんらしきものができたり行動範囲もぐんと広がったし、吹奏楽に入ったので土日も部活で忙しいです。友達との付き合いやその彼女さんらしき人とのお付き合いも楽しいらしく、母は二の次三の次になりがちでちょっと寂しいですが、家にいる時はまるで友達のように、私と長男はよく会話します。ほとんどが馬鹿話で笑ってばかりですが。そして面白い事があると私に報告し、その後、ダンナにも教えに行くのです。向こうからダンナと長男の爆笑が聞こえてきたりします。我侭ばかり言う歳ではありませんが、ちょっとしたお願い事などを私ではなく、ダンナに言ってたりもします。普段から長男は私の手伝いをすすんでしてくれる子なので、ダンナは「頑張ってるやつのお願い事は断れないしなあ」と言って、聞いてあげてるのです。

長女の事。
問答無用でパパが大好きです。まあ、それ以上にママである私の事も大好きだと言ってくれます(笑) 娘はあの頃は小さかったので、ダンナと私との事を覚えていません。今はもう小学二年生。中々個性的で毎日手を焼かされる娘ですが、ちょっとダンナに似てる所が多いせいか、ダンナのほうが上手くやってくれる事もあります。お風呂はパパとのほうがいいらしいです。たまにお風呂でお小言になったりしますが、基本的に笑い声が聞こえてきます。決してダンナは娘に甘いわけでもないんですが、寝付くと必ず顔を見に行っては「可愛い」と口にしています。

最後に、私の事。
カウンセリングを必要としなくなってもう一年以上経つでしょうか。いつのまにか、玄関の鍵を開ける音が怖くなくなっていました。でも、ダンナは気遣って鍵を開けて茶の間へ入ってくる時、おどけた顔をひょいと覗かせて私の様子を確かめてくれたりします。感情のコントロールができない、と思う事もなくなり、ダンナに対して最近はちょっと我侭すぎるような気もします(笑) 受け入れてくれたりいなされたりが半々です。言いたい事をズバズバ言うのはやめて、今は慎重に言葉を選んでゆっくり落ち着いて話す事にしています。というか、そう意識しなくてもそうなってるようです。「こうしよう、ああしよう」とわざわざ決めなくても、私達夫婦は自然体でいられるようになったと思います。


長くなりましたが、これが「今」の私達です。今、ダンナも含めたこの家族をとても大切に思っています。
| あれからの我が家 | 16:20 | comments(6) | - | pookmark |
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コメント
まだ“やり直しの決定”とこの“ご無沙汰していました”しか読んでいませんが、途中何度も涙が出てしまいました。そして、ものすごく心の救いになりました。
モラハラではないかと気がついてから、精神的に怒涛の日々。お正月に両親を含めて話し合い、離婚は留まることにしたものの、そしてモラ夫は改善を心がけてくれているものの、私の心の傷が大きくて日々心の揺らぐ苦しい日々。もう別れて一人になることしか解決策は無いのだろうかというときに、チカコさんのブログに出会いました。
とにかく、お礼を言いたくって!!本当にどうもありがとう!!
これからじっくり読ませていただきます。
| ココ | 2011/01/27 2:03 AM |
>>ココさん
モラに気付いてからの日々、さぞかしお辛かったことと思います。こんな事なら気付かないままのほうが良かった、と何度も思われたのではないでしょうか。私自身の経験からしか言えないのですが、気付けて良かったと思える日は来ます。何年後、何十年後になるか、それは解りませんが前進する為の最初の一歩は、「気付くこと」だと今は心からそう思います。揺らぐ心と心の傷は、短期間では解決できないと思いますが、ココさんとご主人が前を向いて進む限り、互いの心を理解し合える日は来ると信じています。別れるしか解決策は無かったのでは、とやり直しの日々の中で何度も思う事もあるでしょう。事実、私がそうでした。

けれど一度は離婚をしようと、モラから逃れる為にはそうしなければと思われたのなら、今度また辛い思いをした時は「離婚まで決めた勇気」を思い出して下さい。私もココさんも、恐らく多くのモラハラ被害に遭われてる方は離婚まで踏み切る勇気が出せない、モラ加害者に心を添わせすぎて踏み切れないのだと思います。だから「離婚までを決めた勇気」は、ココさんがご主人から心を離すきっかけです。きっとまだご主人にとても心を預けてらっしゃるので余計に辛いのだと思います。心を離す、とは、マイナスの方向へ気持ちを向けるという意味ではありません。ココさんの人格も思う事も、無理をしてまでご主人に合わせる必要はなく、一人の人格ある人間としてご主人を見られるように、という意味です。最初からそうするのはとても難しいです。当然です。なので頭の片隅にでも、置いてやって下さいな。

ブログはあまり綴っていませんが、私はずっとここにいます。いつでもココさんに心からエールを送っています。モラ夫とやり直すのは、新しい我慢をしなければならないかもしれません。が、それはこれからの自分の為の我慢でもあるという事だと、今の私は思っています。

長文、失礼いたしました。
| チカコ | 2011/01/27 8:44 AM |
チカコさん

本当に素敵なお返事をどうもありがとうございます。
何度も何度も読みながら、震えた心が解けていくのを感じながらたくさん泣きました。もう泣いてばかりの日々ですが、こんな涙は久しぶりです。

そうなんです。本当にそうなんです。
“こんな事なら気付かないままのほうが良かった”
夫を愛している、愛されてると信じていた、気が付く前の私に戻りたい、なのに、もう戻れない。

結婚して4年。私達には子供がいません。
一日ごとに、というより数時間単位で夫に対しての感情が揺らぐ日々に、さらに追い討ちをかけるように仕事でも受け入れたくないような事実を知り、どうしてこんなに辛い思いをしなくてはいけないんだろうと、全て諦めて投げ出してしまいたいような気分になったりしています。

でも、昨夜はチカコさんのブログからもらった勇気のせいか、気がついたら夫の問題発言にとことん挑んでた。今までは、夫が冷徹な態度で一切しゃべらなくなったり、冷たい言葉で拒絶したりして、“喧嘩”ではなく、“私、何が悪かったんだろう。”と一人悶々と悩む結果に終わっていたのです。でも今日は“私が悪いんじゃない、絶対にあきらめない”と思った・・・。長い長い言い合いをしました。人が聞いたら、ただの夫婦喧嘩です。でも、ものすごく大切なことをしているんだと必死でした。喉が痛い・・・(笑) 実はこんなことは初めてです。以前は威圧的に阻止されてたんですね。
そして、とことん議論して、最後は、仲直りしました。これもまた、初めてです。

以前は、私に背中を向けて強烈な不機嫌を体中に纏いながら寝てしまう夫の横で、一人涙しながら悩みながら寝ていた私にとって、あれだけ言いたいことを思いっきり言ったことも、それなのに眠るときには仲直りしていることは本当に驚きです。初めてのこと。

これが初めてだという事が、私達二人の抱えてきた問題なのかもしれないと、今思っています。

ウェブではどこを見ても「モラハラ=離婚」ばかり。

チカコさんのご家族と似ているなと思ったのですが、お正月の実家では私の両親がまるで本当の息子にするように夫に話をしていました。そして本当の息子、つまり私の弟は公開裁判に来るような気持ちでやってくる夫のことを思い、まだ小さい自分の息子を連れて新幹線の駅まで車で迎えに行っていました。義理の妹は、私の話を聞いて理解を示してくれて、本当にほっとしました。両親はその後毎日のように電話で話を聞いてくれます。そんな家族達の姿を思うと、そして、夫も一人の人間であって、何かの縁があって結婚したことも考えると、別れる以外に何か出来ることはないのだろうかと考えてしまいます。

だから「モラハラ=離婚」だと受け入れられない。でも、チカコさんのブログのおかげで、やっとモラハラだったんだと認め、でもうまくやっていく方法があるだろうと考え始められました。

たくさんの辛い出来事、思いを綴ってくださっていて本当に本当にどうもありがとう。googleのどんな検索でめぐり合ったか、もはやわからないですが、チカコさんのブログとの出会いに心の底から感謝しています。

長くなってしまいました。

気づけてよかったと思う日が来ることを信じて、
一歩ずつ歩んで行きたいと思います。

本当に、本当に、どうもありがとう!!!!!

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
| ココ | 2011/01/28 9:38 PM |
>>ココさん
お返事ありがとうございます。私も毎日毎日泣いてばかりだったので、私の綴ったものがココさんが前進する為の切欠の一部になれたら何より嬉しいです。

すごく頑張られたんですね! すごいです。モラ相手と真っ向から向き合って自分の意見を言うのは、とても勇気の要る事ですよね。私もいつも恐怖や震えを感じながらでした。ココさんの仰るように、とても大切な事だと思います。最初は勇気が必要で、とてもとても頑張らなければ話し合う、言い合う、喧嘩する事も出来ないですが、回数を重ねていけばご主人も、ココさんの意見の受け入れ方を解ってきて下さると思います。たくさん頑張った後にもああ言えば良かった、こうすれば良かった、と思う事はまたあるかもしれません。だけど急ぐ必要はありませんよ。少しずつ少しずつ、じれったいかもしれませんがココさんにもご主人にも時間が必要かと思います。仲直り、おめでとうございます!(笑)

Webはもっぱら、モラハラ=離婚ですね。でもこれが一番いい方法なのだと思います。心に受けた傷は、本人から離れたからといって簡単には癒えないのに、その本人の傍にいるのが共存なのですから、癒えるのはもっと難しいです。共存してる私ではありますが、やはり離婚を推奨してしまうでしょう(笑) 第一歩を踏み出したココさんにこう言ってしまうとまたお辛い気持ちになられるかもしれませんが、共存するという事は過去の傷とも向かい合わなければなりません。えぐられる瞬間もあるでしょう。けど、それなしには共存は出来ないのだという事も頭に入れておいて欲しいです。そうしないといざその時がくれば、もっと傷が深くなってしまいます。

弱音も愚痴も、どんどん吐き出しちゃって下さいね。ココさんのご家族の状況が本当に当時の私の状況に似ていて、変な言い方ですがとても嬉しかったです。ご主人がココさんを理解されるには、まず周囲の方にご主人の事を認めて受け入れて貰える環境も大切かと思います。そしてココさんの苦しみを解って貰える、身近な人も大切です。お一人だけで悩まず、辛い時は辛いと、ご家族にも話してみたりして下さいね。暖かなご家族に囲まれ、ココさんもご主人もきっと良い方向へ向かう事を心から祈っています。
| チカコ | 2011/01/31 9:04 AM |
チカコさん、お返事どうもありがとうございます。

チカコさんからお返事いただいたこの日、不思議なことに私を「離婚」へと後押しする出来事がチカコさんの『やはり離婚を推奨してしまう』も含めて4つもまとめて起こり、その日から毎日一歩ずつ、私にとっての前向きな行動が始まりました。別れるための作業をすればするほど、心は元気になっていくのが不思議です。でもやっぱり一人になるのは怖い。でも動き出しちゃったら止まらない感じです。

どうなっていくんだろう、私。

チカコさん、勇気をいっぱい下さって本当にどうもありがとうございます。チカコさんの書く文章は、美しくて、言葉に力があって、大好きです。

また、来ます。
| ココ | 2011/02/07 2:23 AM |
>>ココさん
何か、巡り合わせというのがあったんでしょうか。今、ココさんは離婚へと動いてらっしゃるのかな? 一人になるのが怖いという気持ち、すごく解ります。どうなるのか解らないですよね。不安もあるし、希望もあるし、心配事や悩む事、いっぱいいっぱいあるかと思います。でも、文面からはココさんが進んで動いてらっしゃるのが伝わってきて、ご自分にとっての良い選択をなさったのではないかな、と感じています。

私こそ、こうして共感して貰って支えて頂いてる側です(笑) 前向きに進んでるココさんの姿は私にとっても嬉しい事です。ご自分を信じて、勇気を自信に繋げていって下さいね。
心から応援しています!
| チカコ | 2011/02/10 10:31 PM |
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